地域医療は奈良病院では臨床研修できないので、臨床研修を行う。
地域における第一線の医療現場は、臨床研修の目的であるプライマリーケアのまさに実践の場であり、大病院にも増して全人的医療が求められるが、それを進めるためには、医療のみならず、保健、福祉、介護の各分野で患者、家族のニーズを的確に把握し、必要な支援を円滑に進めることが必要である。そのために、地域における保健、福祉、介護の施策と資源の概要を保健所や第一線医療機関での実践を通じて習得し、地域医療における医師としての役割を理解し、それを実践する能力の基礎を獲得することが本研修の目標である。
研修2年目の1か月
その地域で提供される保健、福祉、介護のサービスをうまく組み合わせて、患者、家族ができるだけ安寧な療養生活を送れるように、そして治癒後は再発しないように、あるいはたとえ障害が残ってもできるだけQOLの高い療養生活を送れるように、さまざまな配慮することが求められる。これを目標に、保健所と第一線医療機関を含めて研修を行う。研修医は保健所と医療機関のいずれかを選択し上記の目標を前者は主に地域保健分野で、後者は主に地域医療分野で達成すべく、研修する。
| 施設名 | 定員 | 指導責任者 | 外来患者数(日平均) | 病床数 |
|---|---|---|---|---|
| 有山診療所 | 1名 | 有山 武志 医師 | 30人 | - |
| 富雄医院 | 1名 | 千田 史郎 医師 | 46人 | - |
| はえの医院 | 1名 | 波江野 善昭 医師 | 50人 | - |
地域医療アドバンスト研修では、地域における保健、医療、福祉の施設により深く入り込み、実践的な研修をします。ベーシック研修と併せて3か月あれば、相当なことを学べます。将来、地域医療分野で活躍したいと考えている人や地域医療に貢献したいと考えている人は是非選んでください。逆に、将来は専門医になって大病院ベースで活躍しようとする人も、いやこういう人こそ選んでください。研修修了後も地域の一般病院に出て研鑚を積むことは当然あります。しかし、保健所や保健センター、各種の福祉施設など医療機関を取り巻くさまざまなパートナーを含めて研修できる機会はこれをおいてありません。大病院から出てみよう。見える医学が変わってきます。