プログラム科目病院病理部

診療部長

太田善夫

指導医

  • 太田善夫 教授

診療実績(平成22年1月〜12月)

  1. 生検(生検・手術材料の組織診断、手術中の迅速診断)
    • 組織診断 6,069件、迅速診断 257件
      1. 診断のために採取された組織片あるいは手術により摘除された臓器病変の肉眼的観察、組織学的検索により病理診断を行ないます。
      2. 手術中に迅速標本を作製し、病変の性状の診断や切除断端における癌浸潤の有無などを判定し、手術方針の決定に参画します。
      3. 通常の診断には、HE染色を主とした光顕による組織診断を行いますが、必要に応じて電子顕微鏡による観察、組織化学、蛍光抗体法、酵素抗体法によって診断の確定を行ないます。
  2. 細胞診
    • 細胞診断 6,732件
    • 婦人性器分泌物、尿、喀痰、胸水、腹水、臓器穿刺材料等について、異型細胞の有無およびその異型度について細胞学的診断を行ないます。
  3. 剖検(病理解剖) 13例
    1. 死体病理解剖保存法に基づき病理解剖を行い、全身における病態を検索します。
    2. 肉眼所見と組織所見を総合し、臨床経過や検査データを勘案して、剖検最終診断書を作成します。
    3. 臨床病理検討会(CPC)において剖検所見の示説を行い、診断や治療が適切に行われたかどうかを討議し、医療監査の役割を果たします。
  4. その他の研究教育活動
    • 診断業務に加え、生検・細胞診・剖検を通じて種々の疾患の病因病態の解明に関する 人体病理学的研究を行ないます。また、臨床各科との連絡を密にし、臨床研修医の教育など診療のレベル向上に指導的な役割を果たします。

主な外部精度管理

  • 日本医師会サーベイ
  • 日本臨床衛生検査技師会サーベイ
  • 奈良県技師会サーベイ
  • 日本臨床細胞学会 施設認定制度小委員会
    細胞診断コントロールサーベイ

いずれも高精度の評価を得ている。

施設認定

  • 日本病理学会専門医制度研修施設
  • 日本臨床細胞学会認定施設
  • 日本臨床細胞学会教育研修認定施設

入局後の勤務予定

病理組織・細胞診断、病理解剖、CPC開催等

大学院生の臨床業務

外科病理全般

入局後の進路選択

認定医・専門医
  • 日本病理学会 認定病理医
  • 病理専門医研修指導医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診専門医
以上の取得が可能です。

当科における業績

研究テーマ・実績
  • 外科病理全般
  • 高血圧症とその続発症の研究
  • 疾患モデル動物の開発とその応用(本院との共同実験による)
  • 感染症

外勤について

病理・細胞診断、病理学講義等

診療部長の抱負

病理医は、患者様に直接触れて病気の診断を下すことはありませんが、手術・生検材料を対象に、個々の病気の病理学的診断確定、治療方針の決定、治療効果の評価などを通じて医療の重要な部分に参画しています。また、病理解剖を遂行して、症例解析の教育・研究を行うと共に、医療の検証に重要な医学的判断を与えています。後期研修プログラムを受講する事により外科病理の基礎を習得する事は、いずれの臨床科へ進むにしても必要不可欠であり、是非、専攻されることをお薦めします。