プログラム科目放射線科

診療部長

岡嶋 馨

指導医

  • 岡嶋 馨 准教授
  • 長谷川博一 診療講師

診療実績

当科は以下の放射線診療全般に関して先端医療を行い、各科の要望に応えている。当科は特に各科との連携が非常にスムーズであって、診断と治療方針の決定に関わりその結果などの臨床情報を豊富に蓄積している。また、開院以来全画像に関してフィルムレス診断を行っているのが当科の特徴である。

放射線診断
  • 単純写真(約 50件/日)
  • CT(マルチスライス2台、50件/日)
  • MR(1.5T 2台、35件/日)
  • RI 諸検査 (ガンマカメラ2台、10件/日)
  • 血管造影・IVR (1件/月)
  • 消化管透視(5件/ 週)
  • 静脈造影、その他(1-2件/週)
放射線治療
リニアック1台(10/6 MV)、年間新規患者数 約 250名

認定施設

  • 日本医学放射線学会認定施設(修練機関)
  • 日本放射線腫瘍学会認定施設(協力施設)
  • 日本核学会認定施設(核医学専門医教育病院)

入局後の勤務予定

本人の希望を優先するので流動的であるが、放射線診療全般および希望があれば臨床各科や内視鏡部・病理部などでの研修も考慮される。(研修の1例:週のうち午前・午後をそれぞれ1コマとする)

CT/MR担当 3、血管造影2、消化管透視1、放射線治療外来2、内視鏡1、病理と資料まとめ1、など)

大学院生の臨床業務

現在は該当せず。

入局後の進路選択

現在全国的に放射線診断医・治療医ともに大幅に不足していることは新聞紙上もにぎわせているが、当科では放射線診療全般をわきまえた上での幅の広い研修が可能であるため、各科の要望に応えられる臨床医の養成を目指している。そのため、本人の希望を最優先させた形での他院での研究・留学などが可能である。

専門医の取得に関して
日本医学放射線学会認定専門医の取得が最優先される。(1次試験まで2年、その後2次試験まで3年) これに平行して専門領域に応じて放射線腫瘍学会専門医(臨床歴7年)と核医学会専門医(同5年)IVR指導医(同5年)などの放射線科独自の専門医のどれかを取得することが可能かつ奨励される。さらに、当科は各科との連携が非常に円滑かつ必要であるので臨床各科共通の、癌治療学会専門医(同5年)、乳癌学会認定医(同4年)、消化器内視鏡学会専門医(同5年)、マンモグラフィー認定医などを取得することが可能である。
関連病院への就職
本人の希望により1年または2年間、各地の第1線病院へ赴任できる。実際に、京都や大阪などの総合病院での卒後研修の実績がある。
海外留学の可否
可能。近年の EBM を含めた視野の広い臨床医を育てるため、奨励される。経験者の指導も可能。
論文博士取得の可否
6年の実績を要するが、当科での経験のみで可能である。当院は近畿大学放射線科と密接な関係にあるため、論文指導はこれまでも本学の教授とともに行ってきた。また希望があれば、本学放射線科の大学院への進学も可能である。

当科における業績

研究テーマ・実績(以下に関して多数の学会発表などを行った。)
  • フイルムレス診断の効果
  • 循環器疾患の診断、核医学とCT 画像などとの相関(RSNA 2003、 Chicago)
  • 乳房疾患のCT、 MR 画像
  • 高精度CTを駆使した消化管疾患の診断(虫垂を含む)
  • 高精度CTを用いた胆道、膵疾患の研究
  • 放射線治療におけるデジタル画像の処理:近年放射線治療はますます高精度化して、線量分布や照合画像の利用は発展してきた。当科ではこれとマルチスライスCTなどを用いて高精度化にとりくんでいる。(平成12年度医用原子力技術に関する研究助成「多列検出器型CT による三次元画像を用いた高精度放射線治療計画の基礎的臨床的研究」など)
  • 化学放射線療法(各種プロトコールへの参加)
  • その他学会発表多数

外勤について

適宜アルバイトを紹介することが可能である。

診療部長抱負

当院は地域に密着した病院でまだ開院後6年足らずしか経過していないため、多くの長所があります。たとえば、地域の中心的病院であるため疾患に偏りがないこと、開院後のすべての診断はデジタル画像、フィルムレスで行ってきたため画像検索が簡単なこと、教育的症例の保存が体系的に行えること、などです。なにより各科の医師と連帯感があることは非常に良い環境であるといえます。放射線科も、特に専門性に偏ることなく、幅広い分野で臨床・研究を行っております。そのような理由があってか、これまでも学生や研修医のローテーションでも非常に人気の高い科となっていることは我々の誇りです。開院後順調に病院が発展して診断治療件数も増加しているため、今後は医師の育成と、我々の財産である症例データの解析を行っていきたいと考えています。