2年次必修臨床研修科目小児科

プログラムの名称と責任者

2年時次必須小児科臨床研修プログラム 責任者:宮田 曠 教授

プログラムの目的と特徴

このプログラムは、将来の専門診療科が何科であろうとも、小児科診療における初期診断と最小限必要なプライマリイ・ケアを行う基礎的能力を養うための臨床研修を目的として作成されたものである。小児科学の特徴は対象が常に発育しつつある人間であるという点である。小児科診療の臨床研修については、疾患を細分化された臓器の病態としてとらえるのではなく全身の病態として理解する必要がある。また、小児科学は、常にこどもの心身両面の発育を通しての観察が要求される。そのため、診断・治療医学のみならず、予防医学や親子の両者を対象とした育児支援が占める比重も大きい。この臨床研修を通じて全人的、包括的な総合医療としての小児科診療の基礎を習得する。

臨床研修期間

2ヵ月とする

プログラムの定員および臨床研修施設の選択法

定員:2 名

臨床研修施設とプログラムの指導者

臨床研修施設とプログラムの指導者表
施設名 定員 指導責任者 外来患者数 病床数 特色
近畿大学堺病院 2 宮田 曠 50-60 15 指導医の充実

施設の臨床研修内容と特徴

  1. 指導医
    • 指導責任者:宮田 曠 教授
    • 指導医:森口 直彦 助教授
  2. 受入人数:1 期間あたり 1-2 名とする
  3. 診療・臨床研修の特徴
    • 本院は地域医療に密着した病院であるため、急性感染症の症例が多く、急性呼吸器感染症の他に髄膜脳炎、敗血症などの重症感染症の診断と治療を行っている。またアレルギー性疾患として、小児気管支喘息、アトピー性皮膚炎の患者も多い。そのほか、小児心身症患者のケアーを臨床心理士の協力を得て行っている。一方、本院は地域診療の基幹病院であるため、様々な慢性疾患や特殊疾患の患者の診断と治療を行っている。
      1. 免疫疾患としては先天性免疫不全症、膠原病、関節リウマチ、SLE
      2. 血液・腫瘍性疾患として白血病、先天性好中球減少症、特発性血小板減少性紫斑病、溶血性疾患、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血
      3. 腎疾患としてはネフローゼ、急性・慢性腎炎、尿路感染症
      4. 神経疾患ではてんかん性疾患、精神発達遅延症
      5. 循環器疾患として先天性心奇形、調律異常症
      6. 新生児疾患は本院出生児についての異常のチェックと治療
  4. 臨床研修に関する週間スケジュール
    • 臨床研修に関する週間スケジュール表
        午 前 午 後
      一般外来診療の補助と処置 乳児検診(1ヶ月) 病棟診療の補助と処置
      後期乳児検診
       
      心身症外来
      循環器外来
      総括    

臨床研修の評価

上記に記載した、各習得項目の GIO と SBO について、自己評価と指導医評価を行い、指導責任者(教授)が 1 週間ごとに総括する。

評価方法は、以下の 4 段階で行う。

  • a:優れている
  • b:やや優れている
  • c:最低限の到達目標には達した
  • d:到達目標に達していない

とし、d(到達目標に達していない)と判断された項目、あるいは自分自身で物足りないと感じた項目については、次週に重点的にトレーニングを行い、マスターすることとする。

プログラム責任者から一言

経験豊富な指導医のもとで主に急性疾患を多数経験できます。