医学部学生の皆さん、将来に向かって、これからのキャリアデザインをどのように描いていくかということについて悩んでいると思います。その中で、臨床研修をどの病院で、どのような研修プログラムを選択していくかは、非常に重要な事柄であると考えます。
我々の近畿大学医学部附属病院の研修理念は、病気そのものを対象として病気を撃退することを医療の本質とは捉えず、病める人を全体としてとらえ、ひとりひとりの患者さんの持つ問題を解決することをめざすような医師としの人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につけることを掲げております。これは、医師法に規程されている臨床研修の目的に、最も適した環境で臨床研修が行えることを想定して作成いたしました。
そのため、当院の初期臨床研修プログラムで重視しているのは、研修医一人ひとりの個性に合わせて自由の高いプログラムを作成していけることです。例えば、研修場所として、附属病院、堺病院、奈良病院の3病院全てで研修を行うことを可能にしています。また、当院は大阪南部に位置する唯一の大学病院で地域基幹病院としての役割も果たしながら、プライマリ・ケアから高度先進医療まで多彩な医療を学べるようになっております。
その他にも、研修医が何でも相談できる雰囲気や有意義な研修生活を過ごせるために、全指導医が全力を挙げて研修医とともに臨床研修に励んでおります。
さらに、平成22年には大学病院では未だ少ない第三者機構の研修評価を受審し、当院はNPO法人卒後臨床研修評価機構の定める認定基準を達成しており、安心して臨床研修を出来る体制を作っております。
どうぞ皆さん、我々の臨床研修プログラムで、一緒に研修して行きましょう。お待ちしております。
センター長 岡田 満