放射線科(放射線腫瘍学部門)
プログラム名
放射線科腫瘍学部門後期研修プログラム
診療科名
放射線科・放射線腫瘍学部門 (放射線腫瘍科)
プログラム責任者名
西村恭昌 教授
研修目標・到達目標
- 基本的診察法および画像検査法を実施し、放射線治療患者の診療ができる。
- 臨床腫瘍学における放射線療法の特徴、適応を理解し、放射線治療を実施できる。
- 高精度放射線治療を含む各種照射法の適応を決定し、自ら治療計画を実施できる。
- 放射線生物学および放射線物理学を理解し、放射線治療を実施できる。
- 放射線治療結果に関する項目を客観的に評価実施できる。
- 以上をふまえ、3年間の後期研修で放射線科専門医、さらに2年間の研修で放射線治療専門医を取得することを到達目標とする。
研修内容
当科の診療実績を以下に示す。
- 全身の悪性疾患に対する放射線治療
- 年約900人
- 翼状片などの良性疾患に対する放射線治療
- 年10-30人
- 強度変調放射線療法(IMRT)
- 年70-100人
- 組織内照射などの小線源治療
- 年15人
- 脳および体幹部定位放射線治療
- 年20-40人
以上のように当科では、強度変調放射線療法(IMRT)、脳および体幹部の定位放射線治療、小線源治療などあらゆる最新の高精度放射線治療に対応でき、わが国でも有数の放射線治療センターである。
研修実績
平成16年研修義務化以降、当科では後期研修医3名が入局し、いずれも医学部附属病院および奈良病院の助教に採用され、かつがんプロフェッショナル養成プランの放射線腫瘍医コース社会人大学院生となっている。このうち2名はすでに放射線科専門医を取得している。
指導状況
- 週2日放射線腫瘍科外来を担当し、上級医師の指導のもと新患、照射中の患者、および照射後の経過観察中の患者の診察に当たる。
- 放射線腫瘍科入院中の悪性腫瘍患者数名の病棟主治医を担当する。
- 担当患者の画像情報を学習し、CTシミュレーション、あるいはPET-CTシミュレーションによる治療計画を上級医師の指導のもと実施する。
- 腔内照射、全身照射、定位放射線治療、強度変調放射線治療など特殊照射、高精度照射を上級医師の指導のもと実施する。
- 毎週行われる放射線治療症例検討会、医局抄読会、臓器別各種キャンサーボードに出席する。
- がんプロの大学院に進学することを推奨しており、大学院生は腫瘍内科のローテーションが必須で、2年時以降は研究に従事し、医学博士取得を目指す。
専門医の取得など
- 放射線腫瘍学および放射線診断学の3年間の後期研修で放射線科専門医を取得し、さらに放射線腫瘍学のみの2年間の研修で放射線治療専門医を取得できる。
- その他、がん治療認定医、食道科認定医、乳腺専門医などの資格が取得可能。
初期研修医へのメッセージ
わが国で死因の第一位を占める癌患者の増加に伴い、集学的治療における放射線療法の役割は増加しています。また高精度放射線治療装置の進歩など放射線腫瘍学はダイナミックな変貌を遂げています。一方、わが国では放射線腫瘍専門医がその需要に全く追いついていません。どの病院も放射線治療患者数が増加の一途で、地域中核病院でさえ放射線腫瘍医の定員を埋められない状況が続いています。将来大学病院や地域中核病院で勤務したい医師にとって、放射線腫瘍医となることは大変有利です。ぜひ多くの若い医師が、当科において放射線腫瘍学の研修をしてくれることを期待しています。
問い合わせ先
放射線腫瘍学部門医局 内線 3132
ynishi@med.kindai.ac.jp
西村恭昌(診療部長、教授)